RECRUIT採用情報

受精卵部門

2019年入社

筒井 ありす

INTERVIEW先輩の声

入社しようと思ったきっかけは?

私はもともと生き物が好きで、特に生殖分野に惹かれ大学ではウシの体外受精についての研究を行っていました。ただ、研究室の頃は受精卵をつくるだけでほぼ終わってしまっていました。
この作った受精卵たちは実際に移植されたらどうなるのか?とその先を知りたくなり、このような仕事をする場はないのかなと思い始めたのがきっかけです。
民間企業で牛の受精卵を作成している施設なんて国内では少ない中、タイミングとご縁があってTHMSに入社することになりました。

どのような仕事をしていますか?

胚培養士は、獣医師・人工授精師のように"牛"が相手ではなく牛の"卵子"といった顕微鏡を覗かないと作業ができないミクロな世界を相手にしています。
受精卵の元となる卵子はとても弱い存在(細胞)です。そんな卵子を、ラボでは"赤ちゃんのように"をモットーに扱っています。いかに卵子の気持ち・精子の気持ちになれるかで、品質の良い受精卵を作れるかどうかが決まります。
また、受精卵ができる発生の段階で終わらせるのではなく、どれだけ受胎させ母子ともに健康で安全な分娩ができる受精卵を作れるかが、私たち胚培養士の使命だと思っています。

仕事風景

仕事のやりがいを教えてください

受精卵が農家さんの役にたつ場面は、受精卵から子牛として誕生してその子牛が市場で高く売れたり、あるいは立派に成長してその農場で活躍するようになった時だと思います。
まだそこの段階(実績)までは十分にはいけていないため、正直農家さんの役にたてているといった実感はまだまだありません。
ですが、私たちがつくった受精卵から牛が生まれる予定はこの先たくさんあるので、その生まれた牛たちがこの別海町の酪農地帯で、そして北海道や日本全国で活躍した時に、やりがいを感じるようになるのかなと期待しています。
そんな場面がこれからたくさん訪れるよう、毎日励んでいます。

仕事風景

仕事場所

今後の目標は?

受精卵部門は2018年の10月に設立されたばかりで、真っ新だった状態から少しずつ前に進んでいると感じています。
4人構成の小さな部門ですが、ここから地域、業界に体外受精卵旋風を巻き起こしていきたい!という気持ちで日々働いています。
また、受精卵をただ作るだけでなく、それぞれの農家さんのニーズにあった受精卵を考え、提案・提供していける培養士になり地域・業界を盛り上げていくのが目標です。見た目は小さい受精卵ですが、それだけ盛り上げていく力があると信じています。

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株式会社トータルハードマネージメントサービス